自動車部品開発・製造をコア事業として良品廉価なモノづくりで社会を支える

Producing Engineering生産技術

主力部品は素材から完成品まで一貫生産

弊社は製品を構成する主力部品を、素材から完成品まで一貫して生産しています。

完成品に至るまでの工程をすべて自社で一元化することで、コストメリットのある製品をイチ早くお客様へお届けしています。

また、弊社は車の重要保安部品を生産しており、不具合が発生するとリコールの対象となるような基幹部品（別名：さんかくエスと呼ばれる部品）は自社で生産及び管理をし、お客様への品質保証も自社で完結させています。

工程	説明
鋳造	アルミを高い温度で液体にしたあと、型に流し込み、目的の形状に固める
加工	残留物（バリ）の除去や組付けに必要なネジ穴の加工などを行う
プランク加工	仕入れた鍛造品を歯切りの必要な前加工を行う
歯切り	ギヤの歯の部分を切削する
熱処理	強度を上げるために焼き入れを行う
研磨	ギヤが正確に噛み合うために加工する
組付	ケースと部品を組付け、完成品として出荷

生産ライン
コンセプトはSSC「シンプル・スリム・コンパクト」

良品廉価な車の実現に向けて、グローバルに通用する低コスト・高品質の車づくりに貢献できるよう、ダイハツグループとしてSSC（シンプル・スリム・コンパクト）をコンセプトに生産ラインづくりをしています。

SSC：組付設備の内製化による工程集約

新SSC「シングル・スマート・クリーン」への昇華

弊社は、上記のSSCラインを更に進化させた独自のコンセプトのSSC（シングル・スマート・クリーン）のモノづくりを進めています。

これは、製品1個1個への品質のこだわりを強く持ち、必要な工程を一つの生産ラインで完結させるモノづくりです。これにより、必要な製品を必要な時につくり出せる体制ができ、7つのムダ（加工、在庫、造りすぎ、手待ち、動作、運搬、不良・手直し）を省くことができます。

尚、油圧部品は工程分割・工程集約の両方に対応でき、お客様へのニーズに合わせて一品一様でモノづくりをすることができます。

設備へのこだわり

SSCの生産ラインの実現、AI・IoT技術の活用のため一部の設備は社内で内製化しています。

昔ながらの旋盤加工機だけでなく、複雑で精密な加工が可能な5軸加工機も導入して設備を制作。

工機工場で制作された設備を各拠点で活用しています。

保全のスタッフは設備の修理はもちろんのこと、定期的に設備の予防保全を行い、設備が長く使えるよう改善活動に取り組んでいます。

また、加工の際に使用する刃具の修理も社内で行い、1つ1つの設備・刃具を大切に扱っています。

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