会議の場で自信を持って意見を言い、論理的に説明できるように。

T.S.さん 2019年新卒入社

所属部署:事業推進本部 業務推進室 生産管理Gr

大学での専攻:産業社会学部 現代社会学科

INTERVIEWインタビュー

※ページ記載の情報は取材当時のものです。

EPISODE 01大学での専攻内容、志望理由、現在の仕事内容

形が残るものを生み出すものづくりに興味があり、メーカーを志望しました。

大学での専攻内容は?

学生時代は、家族、文化、メディアなどの幅広い視点から、現代社会で起きている様々な問題について学びました。ゼミでは広告においてどのような表現が他用され、それはどのような社会問題と結びついているのかについて研究しました。

当社への志望理由は?

幼少期頃から絵を描くのがずっと好きで、賞をいただいたこともありました。自分がつくったものが形となって残ることの喜びを知っていたので、就職活動ではモノづくりに関われるメーカーを中心に応募をしていました。

そのなかでも、地方になればなるほど自動車は人々の足となりの生活を豊かにするので、できれば自動車業界で働きたいと考えていたときにAKIを知りました。自動車の重要保安部品を完成品としてつくっている会社は数が少なく、その部品が国内外の車に搭載されているところに魅力を感じて志望しました。

現在の仕事内容は?

新車進行管理という仕事に携わっています。具体的には、お客様の量産開始日程に合わせて部品をつくり上げられるように、プロジェクトの進捗管理をする仕事です。生産開始までの旗振り役と表現したほうがわかりやすいかもしれません。

量産開始までに生産準備の確認ステップがあるので、お客様から生産準備に必要な情報を収集し関係者へ情報を展開します。また全体の日程計画を作成したり、適宜各部署の進捗状況を把握し、問題や遅れが起きていないかを確認しています。

現在の仕事以外にAKIで経験した仕事は?

入社後の新入社員研修期間中に、工場の工務課で2ヵ月半の工場研修を受けていました。そこでトヨタ生産システム(TPS)の仕組みとして、部品納入指示(かんばん)や検収処理などについて学びました。

どんな場所からどのような部品が流れてきて、社内でどう組み立て、それをどうお客様へお届けするのか、物流や商流の流れだけでなく情報の流れについて理解することができました。

EPISODE 02仕事で直面した課題や困難の解決方法、やりがいを感じるとき

自らが率先して動いて課題になりそうな点を先に無くすことが大切。

仕事で直面した課題や困難だったことは?どうやって乗り越えましたか?

入社直後は自動車部品の知識がなかったため、生産工程の具体的なイメージが持てず苦心しました。また他部署の仕事の具体的内容や一連の流れを知らなかったため、誰にどのタイミングでどのような事柄を確認する必要があるかがわからず、進捗管理という仕事の難しさを感じました。

しかし、仕事を通して様々な先輩と関わりご指導いただいたことで、少しずつ点と点が繋がっていくような感覚がありました。そして納期に間に合うように必要な情報を入手し、進捗の遅れが起きないように先回りして動けるようになりました。今でも受け身にならず、各部署の関係者やお客様・仕入先様にも自分から情報を取りにいくように心がけています。

仕事のやりがいを感じるときは?

問題解決のために取り組むだけでなく、自らが率先して動いて課題になりそうな点を先に無くすことも大切だと気づきました。AKIは自動車部品の中でも人の安全や生命に関わる重要保安部品をつくってるため、品質基準は必ず満たさなければなりません。

しかし、新製品をトライしても想定よりも精度が出ないこともありますし、素材の供給が滞るなどトラブルが発生することもありますが、日程が無理なく繋がり、製品を無事にお客様へ納品できた時はやりがいを感じます。また部品の生産が開始し、搭載車両を街で見かけた時も喜びを感じます。

EPISODE 03あなたが感じるAKIらしさ

気軽に人と話せる雰囲気があり、和気あいあい。

職場の雰囲気は?

生産管理Grは、新車進行管理・生産計画・輸出入管理と大きく3つのグループに分かれていて、それぞれ分担して仕事をしていますが、明るい性格の方が多く気軽に話せる雰囲気があります。和気あいあいとしていると思います。

先輩からの指導方法は?

まず自分で考えてみることを大事にされていて、わからないことがあれば相談をするスタンスです。相談をした際は、先輩の知識や経験を基に意見やアドバイスを頂いています。

仕事の任され方は?

最初は上司に仕事を教わりながら仕事を始めました。仕事で関係する部署の数が多く、覚えることも多かったのですが、丁寧に教えていただきました。

少しずつ自分で考え、適宜、報告・連絡・相談を行いながら仕事を進めていき、理解が進んでからは一人で任せてもらえました。

入社して良かったと思うことは?

入社するまでに知らなかった自動車部品の知識を得ることができたことです。

また、1つの製品がつくられるまでに、多くの人々が知恵を出して試行錯誤が成されることを実感し、モノづくりの醍醐味を味わえる点も良かったと思いました。

AKIらしさ、AKIの魅力は?

人の距離の近さが良いところだと思います。みなさん入社経緯も様々ですが、部署や仕事が違っていてもすぐに仲良くなれるところが魅力だと思います。

EPISODE 04今後の目標

それぞれのプロジェクトで培った経験を、次のプロジェクトに活かせるように。

目指すキャリア/人物像は?

プロジェクトに関しては関係部署での困り事が少しでも減らせるように、また、問題が発生しても先回りして対応できるように、素早く動けるようになりたいです。プロジェクト毎に臨機応変に対応する必要がある仕事なので、それぞれのプロジェクトで培った経験を、次のプロジェクトに活かせるように改善につなげていきたいです。

将来的には周囲に頼られて、「この仕事はあの人に任せたら大丈夫」と言ってもらえるような存在になりたいです。

また、関係者を集めて情報共有を行ったり、会議に出席したりすることも多いですが、そのときに自信を持って意見を言い、論理的に道筋を立てて説明ができるようになりたいです。まずは技術職の方や工場の方の話の内容をしっかり理解できるように、それぞれの部品や工程についての知識を深めていきます。

実現していきたい仕事内容は?

同じ部署の業務である生産計画業務についても理解できるようになりたいです。今は新車種の生産開始までの流れを担当していますが、生産が開始した後に搭載される車種について各工場の生産ラインの生産能力や生産品の台数についての知識が身につけば、より生産管理の仕事を幅広く俯瞰できると考えています。より建設的で連携の取れたプロジェクトの旗振りができるようになりたいです。

SCHEDULE1日の仕事の流れ

8:00~10:00朝礼・仕事準備、メールチェック
10:00~10:30グループミーティング(情報共有)
10:30~12:15資料作成(会議資料・お客様への提出資料)
12:15~13:00休憩
13:00~14:00資料作成、関係者への問い合わせ対応
14:00~15:00会議出席
15:00~16:45資料作成、関係者への問い合わせ対応

MESSAGE後輩・就活生へのメッセージ

この仕事に向いていると思う性格

人の話を聞く姿勢を持つことです。自分の意見を言うことも大事ですが、これまでそのようにしている理由や背景が必ずあります。そこを理解しないままで意見をしても相手は聞いてくれないことが多いので、まずは素直に人の話を聞いてやってみるという姿勢が大事だと思います。

次に、自分の意見を人にわかりやすく説明できることです。相手に納得をしてもらうには、感情的に言うのではなく、きちんと論理立てて説明しないと納得してもらえません。

また、説明しようとしていることについて、相手がどこまで内容を理解をしているのかを事前に把握しておくことも大事です。

後輩に期待していること

様々な事柄に興味を持ち、素直な心で知識を吸収して欲しいです。特に生産管理の仕事は幅が広いので、興味を持てば持つほど会社全体の動きを理解することができます。