明石機械の中でステアリングギヤ開発の第一任者になり後輩を引っ張っていきたい。

S.T.さん 2016年新卒入社

所属部署:技術統括本部 技術開発室 先行開発Gr

大学での専攻:工学部 知能機械工学科

INTERVIEWインタビュー

※ページ記載の情報は取材当時のものです。

EPISODE 01大学での専攻内容、志望理由、現在の仕事内容

電動化の流れに備えて、社内初のシステム設計の手法習得に取り組む。

大学での専攻内容は?

大学では、機械系・電気系・情報系をバランスよく学べる知能機械工学科を卒業しました。機械系の基本である4リキを中心に、自動車工学、ロボット工学、流体工学、制御工学など幅広く勉強できました。

当社への志望理由は?

両親が自動車関係の仕事をしていることもあり、物心ついた時から自動車に興味がありました。

できれば地元に近い場所で働きたかったこともあり、自動車の設計や生産技術など川上の仕事ができて、兵庫県に本社があるAKIに興味を持ちました。

尚、福利厚生面がしっかりしているのがわかったので、安心して内定を受諾できました。

現在の仕事内容は?

現在、自動車の電動化や自動化の流れが進んでいますが、AKIが開発から生産まで関わっているステアリングギヤは今後も自動車には必要な製品です。

但し、車の構造が変われば、部品の形状や機能も変わります。そのため、現在、自動車が自動運転になった際に搭載されるステアリングギヤの付加価値の向上に取り組んでいます。具体的には、従来の弊社の開発は機械系が軸でしたが、これにシステム設計の要素も加え、機電一体で開発を進めています。

自動運転になれば高い応答性が求められますが、応答性を追及してコストが高くなるとコンパクトカーの魅力が下がってしまいます。そのため、日々、品質とコストを両立できるような案を考え、トライ&エラーを繰り返して精度を高めています。

現在の仕事以外にAKIで経験した仕事は?

入社した直後は、建設機械向け油圧部品設計の仕事を担当しました。当初は自動車の設計がやりたくて入社したのですが、油圧部品の設計は機種ごとにゼロから図面をつくる仕事だと知り、自分が描いたものが形になる実感を強く持てることに興味を持ちました。

また、お客様である外資系企業でゲストエンジニアとして勤務し、外国籍の方と一緒に仕事もしました。大学で技術英語は勉強していましたが、生の英語でやりとりすることに最初はとても苦労しました。設計の後は生産技術の仕事にも関わり、計5年間油圧部品に携わった後に、現在の先行技術開発Grに異動となりました。

EPISODE 02仕事で直面した課題や困難の解決方法、やりがいを感じるとき

この仕事の成果が「会社の将来に繋がる」という責任の重さがやりがいです。

仕事で直面した課題や困難だったことは?どうやって乗り越えましたか?

社会人になって最初に直面した課題は、自分の存在を社内の人に認知してもらえていない状況でした。

また、入社直後はスキルが足りず、一人で仕事を完結できません。そのため、廊下ですれ違った際の挨拶はもちろんのこと、少しでも早く自分でできることを増やすため、仕事でわからないことがあれば他部署の上司や先輩にも積極的に相談をさせて頂きました。

その結果、周りから自分の名前を覚えて声をかけてもらえる状況が増えて、仕事をやりやすくなりました。

仕事のやりがいを感じるときは?

今後、自動車業界は電動化や自動化の流れが進んでいます。そこに自動車部品メーカーであるAKIも、当然対応していかなければなりません。そういった状況の中で、先行開発業務を担っているグループの一員である私がシステム設計習得の使命を与えられています。会社として経験がない領域なので四苦八苦しながら仕事を進めています。諦めず繰り返し進めていくうちに、自分の中で手ごたえを感じ始めてきました。

この仕事の成果が「会社の将来に繋がる」という責任の重さを感じるとともに、やりがいも感じつつ日々仕事に取り組んでいます。

また、何事も他人に「教えられる側」から「教える側」になれるように自分なりに考え、工夫し、本質を理解できるように意識して取り組むことも心がけています。

EPISODE 03あなたが感じるAKIらしさ

若手でも意欲があれば大きな仕事に挑戦する機会を与えてもらえます。

職場の雰囲気は?

上司が積極的に若手の意見や提案を受け入れてくれるので、若手が自由に意見を発言できる雰囲気があります。

また、上司や先輩も、私の意見に対していきなり否定することはなく受け入れてくれます。これは、現在所属している先行開発Grだけの特長ではなく、他の部署でも同じだと思います。

先輩からの指導方法は?

仕事を推進していく中でのOJTや勉強会が中心です。年齢の近い先輩だけでなく、経験豊富なベテランの方からも教えてもらえるので、取り組んでいる仕事だけでなく、仕事の考え方や進め方を含めて教えてもらえます。

仕事の任され方は?

若手でも、やる気があれば大きな仕事に挑戦する機会を与えてもらえます。難しくて立ち止まったり躓いた時には、その都度、上司や先輩に相談をさせてもらい、積極的にフォローをしてくれます。

入社して良かったと思うことは?

自分の興味がある自動車関係の仕事のなかでも、会社の将来に関わるような設計の仕事を任せてもらえてやりがいを感じれることです。

AKIらしさ、AKIの魅力は?

性格が明るく、気さくな人が多い職場だと思います。

EPISODE 04今後の目標

チャレンジ精神を持って地道に能力を磨き、技術力を高めてチームの先頭に立つ。

目指すキャリア/人物像は?

今後、電動化や自動化がさらに加速していくなかで、自動車部品の機械的側面・電気的側面にIT等の情報的知見を取り入れて製品全体を俯瞰した開発ができるようにならないといけないと考えていますが、まだ自分には必要な知識が足りません。

AKIではこれまでこのような分野では実績がないことから、チャレンジ精神を持って地道に能力を磨き、技術力を高めてチームの先頭に立ち導いていける人材になりたいと思います。

実現していきたい仕事内容は?

メーカーで働く上では、安全・品質・環境に関する新しい知識は常に必要なので、率先して社内のそれらに関わる活動に積極的に参加し、人格的にも周囲から一目置かれる存在になることを目標にしています。

ゆくゆくは、AKIの中でステアリングギヤ開発の第一任者になり後輩を引っ張っていきたいです。

SCHEDULE1日の仕事の流れ

8:00~8:30メールチェック
8:30~9:00机上検討
9:00~10:00グループ内打ち合わせ
10:00~12:15システム設計業務
12:15~13:00休憩
13:00~16:45システム設計業務

MESSAGE後輩・就活生へのメッセージ

この仕事に向いていると思う性格

根気強い性格です。開発案件はうまくいくことよりも失敗することのほうが多く、取り組んだことがすぐに成果に結びつくとは限りません。

失敗しても諦めず、じっくり取り組める性格の方が向いている仕事だと思います。

後輩に期待していること

何事にも、チャレンジ精神を持って物事に取り組んで欲しいです。

私は油圧製品の設計から自動車部品の設計に仕事が変わりましたが、製品が変わっても基本的な設計の思想は変わりません。

また、学生時代はあまり勉強をしていて意味がないと思ったことが、意外と仕事で活きることもあります。今の経験が将来に活きると信じて、色々なことに挑戦してみてください。