他部署との関わりが多いため、コミュニケーションをとることを大事にしています。

S.K.さん 2021年新卒入社

所属部署:技術統括本部 ステアリング開発室 設計Gr

大学での専攻:化学生命工学部

INTERVIEWインタビュー

※ページ記載の情報は取材当時のものです。

EPISODE 01大学での専攻内容、志望理由、現在の仕事内容

自分が好きなことを仕事にしたい。

大学での専攻内容は?

化学生命工学部で有機・無機材料、材料力学など材料について専攻していました。卒業研究ではガラスに添加剤を加え、ガラスの硬度が向上するかを研究しました。

当社への志望理由は?

最初は自分の専攻を活かせそうな素材系の会社を中心に就職活動をしていましたが、次第にそれが本当にやりたいことなのかを自問自答するようになりました。

人生は一度きりだから同じ仕事をするなら自分が本当に興味があることをしたいと考えるようになりました。

自動車やバイクが好きなので、乗り物に関わるモノづくりの会社で働きたいと思い、探していたところ大学のキャリアセンターからAKIを紹介してもらいました。

自動車の重要保安部品を設計から生産まで一貫して手掛けていることや、今後、高齢化社会が到来したときに軽自動車が社会を支えるインフラになると思ったので、それに貢献できると思い志望しました。

現在の仕事内容は?

ステアリングギヤの新規開発に携わっています。お客様からの要求を満足できる最適なステアリングギヤになるよう、部品の形状や材質を追求しています。

具体的には、自分が設計した部品に要求されている荷重をかけた際、基準となる安全率を満たすかの検証をしています。

その他にも、CADを使用して3Dモデルや図面の作成もしています。これらの仕事をする際に必要な機械工学の知識は、新入社員研修や配属後に基礎から学んでいます。

現在の仕事以外にAKIで経験した仕事は?

入社後3ヶ月間は、本社工場の品質管理課で現場研修をしました。測定作業や不良品の原因調査など、幅広く仕事を経験することができました。

測定作業では一台で高級車が買える機器を使って測定することもあり、とても緊張しましたが、良い経験となりました。

また、技術統括本部へ配属後に、生産応援で九州工場で3ヵ月間勤務したこともあります。この時は製造課でマニュアルトランスミッションのギヤの組付作業をしました。

スピードと正確性が求められるためとても大変でしたが、図面を基に製造された製品がどのような構造になっているかを実体験できたため、これをキッカケに組み付け性が良い設計を目指そうと思いました。

EPISODE 02仕事をする上で大事にしていること、やりがいを感じるとき

疑いの目を向けることで業務のムダを省く。

仕事をする上で大事にしていること(考え方)は?

仕事をする上で私が大事にしていることは二つあります。一つ目は疑いの目を向けることです。

ある企業に生産を委託している部品について、相手側の図面に記載されている数値が間違っていることに気づかず、その数値を使って形状変更の検討をしてしまったことがあります。その時は先輩に指摘されたことで、その間違いに気づきました。

もし最初に私がその間違いに気づいていれば、一回で検討することができ業務のムダが発生しなかったはずです。それ以降は入手した情報や検討結果が絶対に正しいものだと過信をせず、まずは本当に正しい数値を導き出しているか疑いの目を向けるようにしています。

二つ目はコミュニケーションをとることです。設計をする際は、自分の感覚ではなく、データや数字を根拠に理論立てて検証をしていかなければなりません。

そのため、実験解析Grから過去の結果を教えてもらい、その結果を参考に検討をすることがありますし、先行開発Grにアイデアや知見を教えてもらったりしています。

また、製品化する際に製造部門がつくりにくい構造になると組み付け性が悪く、事後でコストが追加発生する場合もあるので、事前に生産技術Grに相談することもあります。他部署との関わりが多い為、自分から積極的にコミュニケーションをとることを大事にしています。

EPISODE 03あなたが感じるAKIらしさ

ステップアップしやすいように、私の実力に見合った仕事を振り分けてくれます。

職場の雰囲気は?

先輩・上司と一緒にいる時間が多く、気軽にわからないことを質問したり相談できたりする雰囲気です。

先輩からの指導方法は?

仕事の目的や内容を最初に教えてもらい、まずは自分だけで取り組みます。そして、つまづいた際はどうすれば良いかを具体的に教えてもらっています。

仕事の任され方は?

私がステップアップしやすいように、上司の方が実力に見合った仕事を振り分けてくれます。

経験した業務については、他の方に指導をするように指示があり、教えてもらったことを教えることで自分自身の復習もできるので、仕事をしっかりと頭に入れることができます。

入社して良かったと思うことは?

配属直後は機械系の知識はほぼないに等しい状態でした。しかし、新入社員研修で図面の基礎を学ぶ機会があったり、配属後も上司や先輩方が丁寧に教えてくれたので、きちんと仕事ができるようになりました。

また、周りが気軽に声をかけてくださったり、技術統括本部の各部署は同じフロアで集まって仕事をしているので、部署同士で相談しやすいことです。

AKIらしさ、AKIの魅力は?

福利厚生が充実していることだと思います。現在、寮に入って生活をしていますが、家具家電付の物件で安く生活できるので、初めての一人暮らしもスムーズにできました。

また、ジェフグルメ券や映画のチケットをお得に購入できることも魅力です。

EPISODE 04今後の目標

目の前の先輩を目標にまずは知識をしっかりと身に付ける。

目指すキャリア/人物像は?

現在仕事を教えてくださっている先輩のように、技術的な知見を持つだけでなく人間的にも魅力がある社会人になることを目標にしています。

私の先輩は、相手の目線に合わせて仕事を教えることができ、目配りや気配りがとてもできる方です。例えば、機械に関する知識は入社した当初はゼロだった私に参考書を使ったり絵を描いたりして、理解しやすい方法で理解できるまで丁寧に詳しく教えてくれました。

与えられた課題を一人でこなした時も褒めてくれるので、少しずつでも着実に知識を身につけていると実感することができます。

その他にも、私が初めてお客様に電話をかける時、緊張と不安でいっぱいだった私に気づいた先輩が「大丈夫。相手の方は怒ったりするような人じゃないから」と一声かけてくれたおかげで、私は思い切って電話をかけることができました。

私はそんな先輩みたいになって後輩ができたときに頼りにしてもらえるよう、知識をしっかりと身につけるだけでなく、周囲に目配り気配りできるように心掛けていこうと思います。

SCHEDULE1日の仕事の流れ

8:00~9:00今日やるべきことの確認、計画
9:00~10:00業務フォロー会(業務の進捗度、困りごとの確認)
10:00~12:15仕入れ先やお客様に提出する資料の作成
12:15~13:00休憩
13:15~14:00勉強会(品質や環境など様々なテーマについて学ぶ)
14:00~16:45部品の材質・形状変更の検討(打合せ含む)、図面作成

MESSAGE後輩・就活生へのメッセージ

この仕事に向いていると思う性格

物事に意欲的で前向きな性格だと思います。設計したものが全てスムーズに生産につながる訳ではなく、検討の結果、ダメなこともあります。

そのとき失敗したから落ち込むのではなく、なぜダメだったのかを考え、次の行動に移すことが大切です。その際に物事に意欲的な人は身につけた様々な知識が自分自身を助けてくれると思います。

後輩に期待していること

一般的には、勤務歴が長いほど成功体験も増えていくので、どうしても考え方が過去の成功体験に引っ張られてしまい、新しい発想やアイデアを生み出しにくくなってしまいます。

そのため、AKIでは、上司が若手の意見を聞いてくれる環境があります。この環境を活かして、将来のAKIの大きな原動力になる後輩達の新しい発想やアイデアを期待しています。

また、「最高のモノづくりをするには現場経験が必須」と私は考えているので、設計の仕事が机上の空論で終わらないよう、積極的に生産現場へ飛び込んでいって欲しいです。